スワンの日記(仮)

アクティブニートになりたい

【感想】小説版『タオルケットをもう一度』を読んだけど・・・

タオルケットをもう一度

 

原作をよく再現できていて面白かった。

面白かっただけでなく感傷的な気分になれた。つまり心が動いた。

★5つあげたい。
 

知らない人のために紹介しておこう。

 

タオルケットをもう一度とはかなしみホッチキス氏によってRPGツクールにて制作されたフリーゲーム、タオルケットシリーズの3作目の作品。

絵本的なビジュアルや雰囲気からゆるふわな感じの作品と思わせて、宇宙の始まりから終わりを繰り返す壮大な世界観と、何億の時間が経っても、姿形が変わっても相手を想う心温まるシナリオは、今までプレイしたフリーゲームの中でも特に好きな作品の一つ。

 

ジャンルとしては、SF、ロボット、宇宙、輪廻転生、哲学、微ラブコメロリ、ショタあたりかな。

人気作ゆえに2014年に小説化を果たした。

 

ノベライズとしてのレビューは、原作に忠実で、謎改変もなく、話の要点がまとまっていた。原作をやったことがない人でも普通に読み進められる。
寧ろ原作のクセのある演出やセリフ、怪しいアイテムの存在は抑えめで、純粋にシナリオだけを楽しむだけなら、実際にゲームをやるよりも理解しやすいと思った。

 

とは言え、グラフィックや演出を一度見ておく方が世界観を理解できて楽しめるだろうし、省略されたテキストも多いので、原作(ゲーム)の方がよりキャラが生きているように感じられる。

それにやはりRPGゆえ戦闘がないと緊張感がないし、プレイヤーが頑張って目的を果たしている感がないからね。その辺は本では味わえないね。

 

話が逸れるけど、なんと今年の4月に、原作のリメイク版が出ていたことを知った。
たおるけっとって面白そうだなと思ったら、本よりも先にゲームをやってみることをお勧めしたい。


リメイク版のダウンロードはここから出来ます(ふりーむDLページ

 

俺は既に原作をプレイしていて、今日リメイク版を少しだけプレイしたけど、大きく構成や演出が変わっていた(戦闘がぬるくなってる…) 

 

リメイク版は要求されるPCのスペックが高いので、ロースペの場合は小説の元となったオリジナル版をお勧めしたい(ふりーむDLページ


もっと言えば、タオルケットはシリーズ作品で、3,2,1・・・の順にリリースされていて、ぜひ順番にやってほしいんだけど、ハッキリ言って小説化した1がずば抜けて面白くて完成度が高い。(正式には1ではなく無印) 3、2は1のための前座としか思えないしやらなくても問題ない。
でもやっておかないと作品のネタ、例えばゲームオーバー画面の女の人が誰か分からないし、より1を楽しむためには2,3もやっておいたほうがいいという・・・。1をやって面白ければ2,3をやるのもあり。

 


ただ本の感想を書く心算だったのに、気付いたら必死に布教していた(^q^)

つまり小説も悪くないけどゲームおすすめってことです。

 

 

本当は、本の感想でどうしても言いたいことがあるので最後に書きます(ネタバレあり)

 

 

一つだけ。小説版の構成がどうしても解せない

つまり原作では途中に入ってくるちゅんの生い立ちの話を、最後に持ってきたこと。


ループする宇宙を断絶したもーちゃす達が、エピローグでこれから新しい日々を始めるという清々しいEDを迎えた後なのに、その後の余章でその余韻をぶち壊すようにちゅんの家族が惨殺されるから、順番に読んだら普通に後味悪い(原作だとちゅんが何度も転生している時に生い立ちのシーンまで入っていたはず)

青空を映した写真の上から、血をぶち撒けたような上書きをしてしまってるようでモヤモヤした。原作未プレイでこれを読んだら尚更だと思う。


俺が構成アレンジするなら余章は2分割して、途中で視点が変わってもいいから本編中にちゅんの話が出てくる時に生い立ちまで入れて、エピローグで、もーちゃす達のEDの後にちゅんの新たな決意をするシーンを最後にやれば気持ちいい幕引きになっただろうに勿体無いと思った。

 

やっぱりノベルの評価なら★4つかなー。未プレイの人は原作やりましょう。