スワンの日記(仮)

アクティブニートになりたい

8月に読んだ本まとめ

やや遅れたが自分のために遺す。ジャンルバラバラ。

 

★は読んでよかった度を5段階で。

★5 大きく心が揺さぶられた。忘れられないほど面白かった。超おすすめ

★4 忘れられないってほどでもないけど、面白かったし読んでよかった。おすすめ

★3 面白い部分もあった。読んで何らかの収穫はあった

★2 読んだけど微妙。おすすめしたくない

★1 途中で読むのをやめた 

 

リスト

 

人間臨終図巻1

swannn.hatenablog.jp

 

誕生日記念に。偶然24歳は有名人が多くてこの歳に読んでよかった。

若いから死に様が病気か事故しか無かったし、その人も人生も短いゆえにボリュームが薄い。25歳は2人しか居なかったし来年は読まない。

これを読むと自分もまだ死ぬには早いしこれからだと思った。

★2

 

蟹工船

昭和初期のプロレタリア文学*1

蟹工船とは北海道に実在した、蟹を獲って缶詰に加工する工場船。

”糞壺”と形容される臭くて蛆や虱が湧く船中生活を過ごし、劣悪な労働環境のもとで、雇用者(権力者)に搾取される労働者がどう生きるかって話。

当時の世俗にも振れられたし昭和初期の文章は普段読まないので読む価値あった。面白かったし。Kindleや青空でタダで読める。

★4

 

グスコーブドリの伝記ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

宮沢賢治。これもタダ。

導入や設定がほぼ同じでえっ使いまわしかよって思ったけど、実はネネムはグスコーブドリの前身となった作品らしい。

どっちかと言えばドブリのほうが正統派の宮沢賢治らしいと思う。イーハトーブ(自然豊かな岩手県をモチーフにした賢治にとっての理想郷)と実体験にも続いた農業や自然をテーマとしていて、銀河鉄道にも垣間見える自己犠牲の精神は賢治の考えが反映されていて、賢治の人生そのものだと思わされる。

宮沢賢治の中編を読みたい人は銀河鉄道かブドリから入ったら何となく賢治の作風が見えてくると思う。

ブドリ★3

ネネム★2

 

日本人が知っておくべき戦争の話、日本国憲法の話

YouTuberのKAZUYA氏の著作。

戦争の話は15日の終戦記念日に記事を書こうとしたけど内容が薄くてボツ。開国から国際社会への目覚め、大東亜戦争に行くまでの流れが解説してある。戦争の詳細や特攻隊について知りたい人にはおすすめできない。

憲法の話は日本国憲法や帝国憲法が出来た経緯が解説されている。戦争の話とリンクしているところもあるので両方読むのがいい。巻末の憲法条文一覧は暇な時に一読しておきたい。しかし画像データなのでマーカーが引けないのが惜しい。

ただKAZUYA氏も言っている通り、この本だけでは憲法が出来上がった仕組みをざっくりと書いてあるのがメインだし、どっちの本もかなり日本寄りの内容なので、この本だけで歴史や憲法は語るのは危険すぎる。参考文献が紹介されているし、憲法や歴史に興味を持った人の第一歩として薦められる。 

どっちも★4 

 

日本人が知っておくべき「戦争」の話

 

 

はんなりギロリの頼子さん

京都が舞台とした、京都人から見た京都をネタにした漫画。今出てる3巻まで読んだ。

この本(確か3巻?)にあるような実家の場所によって露骨に態度を変えたり差別したりするカースト的な価値観はつまらない。生まれたときから既に持っていたものではなく、自分の努力や実力で得たものを誇れるような人生でありたい。

登場人物の人間ドラマ的なのは面白くないし続きも気にならないけど、京都の文化や京都の料理の造詣が深まったのはいい。女の人の一人暮らし(特に料理回)の漫画もたまにはいいなーと思った。

★2

 

タオルケットをもう一度

swannn.hatenablog.jp

 

これを書いた後、他のブログの感想記事を読んだけど、理解力、文章力ともに、自分が書く文章はその人のブログの下位互換にしか思えなくて自分の能力の低さを痛嘆した。原作と比較して考察した人の文章を読むと、この本が”惜しい”出来だったという気持ちが強くなった。

しかしこの本がノベライズとしての出来が十分で、シナリオが面白いのはマジ。ゲームは無料で出来るのでぜひ。最近リメイク版全然やれてねえわ

★4 

 

ぼくは明日、昨日のキミとデートする

恋愛小説。一言で感想を書くと薄い。

主人公が一目惚れした彼女はハルヒで例えるなら異世界人で、主人公が進む未来から来ていて、加えて別の方向で時間が進んでいる。だから主人公の明日を彼女は昨日過ごしているっていう設定だけど、展開がタイトル通りで、彼女が昨日から来ることで時間と後の問題や想定外のトラブルが発生し、2人の仲が引き裂かれる危機…などは一切なく、そのままタイトル通りでしかない内容。

異世界からこの世界に来られるのは、40日間のリミットがあって、5年おきにしかこちらの世界へ来られないらしい。お互いが20歳で会えるのは今しかないからこの40日が二人で同じ年で過ごせる大事な時期で、結果的に40日が経って別れる(相手が消える)んだけど、読んでて全く切なくない。何故切なくならないかというと2人の間に積み重ねがないからだと思った。大切な40日だというのに普通にデートをしただけで何か危機が起こったわけでもなく単調だし、ただ主人公が惚れた理由も運命の一言で納得させようとしてるし、色々説得力に欠ける。物語として面白くない。

★2 

 

 

NHKにようこそ(小説・漫画)

まずイラついたのが主人公は引き篭りを名乗る資格が無いこと。普通に外出してるし、22歳で大学中退後引きこもり4年でキングオブ引きこもりなど自称しちゃうとかガチの引き篭りを舐めてる。

で今回はじめて小説を読んだんだけど面白かった。寧ろ漫画版は読む価値ないと思った。作者が言いたいことは全て小説に書いてあったように思う。

マルチ商売持ちかけてきた元同級生とその兄とか、先輩の夫でカウンセラーのと男が居なくても、引きこもりとそれを取り巻くこじんまりとした人間関係で十分面白かった。漫画版のストーリーや、登場キャラが全部蛇足に思える。風呂敷を広げた結果純度が下がってるなと漫画を読んで改めて思った。

ちなみにアニメは見てないし今の所あまり見る気も起きない。2クールもあるし小説を上回っている気がしないから。 小説★4 漫画★3

 

プラネテス

舞台は20xx年代。宇宙に関わる人達をテーマにしたSFヒューマンドラマ。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)の清掃作業員として働く主人公が、宇宙の仕事をしながら、個としての人間とはどう在るべきかを思索する漫画。

宇宙という大規模なスケールに対比した”人間”をモチーフにしたテーマと、主人公が見つけた結論でもあり読者へのメッセージは近年読んだ漫画の中でも印象深かった。  

4巻で終わるしおすすめ。★4 

 

11タイトル。個人的には読んだ方。

9月も同じくらい読みたいけどたぶん無理。

*1:共産主義思想の文学